2013年6月2日朝は13人でシライシ号に乗ります。
目的地は私が琵琶湖で唯一上陸していない島状地であるここです。
湖北みずどりステーション(道の駅)の前にある島(洲)です。以前は鳥セに阻まれました。
道の駅の岸から、島へ上陸しようとすると、また口喧嘩しないといけないと思い、
400mほど北側にある尾上港から出航し、琵琶湖側から島への上陸を試みます。
もしも、鳥セが文句を言いに来ても、「遠くて聞こえねぇな」と無視するつもりです。
実は根に持っていました(笑)。魚屋たちの執念深さを教えてやる。今日こそ行くぞ!
目的地の尾上港に着きました。要芽さんが中心に手際よく組み立てます。
まだ空気が入っていないところがある。それに皆さんは気が付かず、出来上がりな雰囲気。
そこまだ膨らんでないけど…。入れたけどいう声から、穴が開いているかと焦りましたが、
空気注入口が確り閉まっていなかっただけでした(本当か?)。最初から不安だなぁ。
港のスロープへ着くと、港の外側は強風で白波が出て、とても港外へ出られない。
私であれば無理しても行くけど、全員が出来る状況ではないし、何かあっては問題だ。
これは勇気ある決断が求められる。悔しいけど島への上陸は諦めましょう(あぁ)。
琵琶湖の岸から一番近い島なのに、沖の白石よりも遠く感じた。何だか敗北感…。
気を取り直して、尾上港内で乗ることに。風は強めなので十分楽しめるかも(にやり)。
北西約7mの風。航行予定はA→B→A(片道0.12kmで往復0.24km)です。
対岸側になる防波堤に、パドルで触って、戻って来るだけの、非常に簡単なものです。
まずは内山りゅうさんとタロベエさんのペア。内山さんはカヤックに乗ったことがあり、
乗る前に何だか余裕な感じでしたが、写真は漕ぎ始めて、30秒後のものです(笑)。
船体が奥へ傾き、タロベエさんの真っ直ぐ伸ばした腕は、踏ん張っている感じです。
そして内山さんの表情は、おいおい危ないよこれっ、とでも言っていそうです(笑)。
写真右下は生還できたぁという表情にも見えます。5分間0.24kmの安全な港内での航行。
それでもカワニナ丸やシライシ号での、危険さ大変さが、十分に伝わったようでした。
乗らないとわかりません。私なんて、沖の白石で4時間15分もずっと同じ体勢でしたし、
合計81.75km乗っていますよ! それでも死んでいないのが不思議なくらいです。
次はmaikyさんとオイカワムツさんのペア。風に流されてだんだん右へ。
漁船にぶつかるかもと。写真中央に小さく写っています。漁船との距離は5mくらい。
それでも経験者のmaikyさんと、力強い漕ぎ方のオイカワムツさんは生還です。
次はシゲさんとペイルさん。シゲさんは多景島と沖島から生還しているので、
大丈夫だろうと思って見ていたら、回転漕ぎしてシライシ号が何度もくるくると。
写真は左側へ行こうとしているが、本当は手前に進まないといけないのです。
他の2組よりも少し時間が掛かって生還。シゲさん沖の白石へ行って修行し直しだ!
後編に分けるほどではないのですが、写真をたくさん撮ったので…。
(後編へつづく)