愛知県の公園で撮影したクロヤマアリです。
このアリさんだと思うけど、小学生の頃に友達が、丁寧に脚を1本ずつ、ちぎっていました。
止めた方がいいよ。とは言った覚えがあります。なぜ止めた方がいいのかは、
うまく説明できませんでしたが、かわいそうだと、本能的に思ったのでしょうね。
このかわいそう論が自然環境に使われると、時には保護し、時には破壊します。
破壊の代表的なのが、かわいそうだから近くの川へ放流です。破壊する人にとっては、
ある意味では本能的に、良い行動だと信じて、放流しただけなのでしょうね。
だから放流は無くならない。また、善行欲が放流したいという欲求に変わるのかも。
かわいそう論自体を論破することは簡単です。干潟を歩くのは生き物を踏み潰すため、
かわいそうで歩けないという感想を頂いたことがあります。これは種差別なのかも。
道を歩くという行為だけで、アリさんを踏み潰すことは、よくあることだと思います。
脚をちぎるよりも死ぬ確率は高いです。それなら歩くなんて、かわいそうで出来ません。
また、貴方がキーボードを打つとき、キーに付着している微生物を、圧死させています。
微生物がかわいそうです。人は取り込んだ細菌をマクロファージで殺し続けています。
細菌がかわいそうです。っという感じで、種類に線引きしなければいくらでも続きますね。