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名古屋名物の紹介です。春日井製菓さんの炭焼珈琲(キャンディ)。
普通にどこでもあるコーヒー飴と思わせておいて、舐めるとインパクトが強い。
そのため時々、名古屋のお土産として、持って行くこともあります。

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まず三角パッケージの飴自体が珍しい。袋を開くと茶色で、普通の2倍近い大きさの飴玉。
作りがやや雑です。舐めると、最初にコーヒーの強い香で、美味しいかなと思わせます。
次にやってくるのが苦味。この苦味は炭焼というより炭なのです。木炭を舐めている感じ。

飴玉が大きいので、間違って飲み込んだら、喉に詰まりそうな恐怖感があります。
飴玉は硬く濃厚で、水あめと砂糖の甘みが強い。簡単に言ったら非常に甘ったるいっ。
硬い飴玉を噛み砕くと、割れたガラスのような、鋭利な状態になって、襲ってきます。

苦い、これ絶対に炭だよ、甘ったるいな、大き過ぎるよ、マズイと愚痴りながら、
なるべく早く舐めても、口から消えるには、12分間も掛かるのです。普通はそれ以上。
そして舐め終えても、口の中に10分間は残る、苦味と甘ったるさ。強敵です。

そんな飴をなぜ買うのか? 寝不足で車を運転しているときに舐めると、
まず居眠りしないからです。ガムやドリンクも試しましたが、炭焼珈琲に勝るものなし。
口の中で起こり続ける苦痛が、眠っている場合じゃないぞと、脳を刺激するのです。
そのために私は買っています。お店で買うときは何故か笑ってしまいます。
マズイものをあえて買う。何やってんだという気持ちになります。

私がこの飴どうぞと、渡して舐めた方は、ほとんどが私と同じ反応で、
中には吐き捨てた方もいます。希にこの味が美味しいと感じる方もおられます。
そうした方がおられるからこそ、需要が生まれて、私がこの飴を買い続けることが
できるのだと感謝しています。眠気覚ましに春日井製菓の炭焼珈琲。ぜひお試し下さい。