神奈川県の河川で採集したコモチカワツボです。
私の棲む愛知県では、まだ希な存在ですが、広がると怖い生物だと思います。
外来生物はまず、侵入を未然に防ぐ、ここに最もエネルギーを使うべきだと思っています。
放流や移植がある限りは、永遠と外来生物問題は続くため、元を断つことが大事です。
特に個体数が爆発的に増えやすい、ヒトよりも小さな生物は厄介です。
先日も某所で外来生物の駆除活動しているのを見かけましたが、
地道な活動で骨が折れますし、頭が下がりますが、完全駆除の成功例は極めて少なく、
一旦広がった小型の外来生物の駆除は、もはや焼け石に水に近いものがあります。
仮に完全駆除できたとしても、また放流されちゃったら、水の泡なんですよね…。
誰にも判り易く、受け入れ易い、駆除活動も大事ですが、駆除なんてしなくても良いよう、
啓発などの未然に防ぐ活動に、そのエネルギーを使って欲しいなぁと思いました。
私は淡水魚の放流万歳の頑固おじさんと、何度か対決してきましたが、
次から次へと同キャラが登場し、もぐら叩きしても、切が無いんですよね。
エネルギーは無茶苦茶いります。精神的にかなりやられます。1人では無理です。
身の丈にあったWeb啓発も、初めのうちは結構エネルギーを持って行かれたけど、
最近は私と同じ意見の方が増えて、ちょっと風向きが変わったなぁと思っています。
愛知県でコモチカワツボが増え、多額な予算を出して、調査や駆除を行ったり、
有志に駆除活動してもらうより、まずは啓発活動にエネルギーを使って欲しいなぁ。
駆除という建設活動者と比べ、放流するなという否定活動者は、報われないけどね…。