京都府の中流域で採集したナカセコカワニナです。
琵琶湖にはもういないビワカワニナ亜属に、最初はあまり興味なかったのですが、
S先生のプッシュもあって、スジ淀川でも捕るかという適当な気持ちで行きました。
タイプロカリティーで捕るのは、面白くないし、気が引けたので、別の場所を探し、
土砂降りの中、適当に川へ入って、5分も掛からず、あっさり捕れました。
ナカセコを捕って見て、なんだハベカワニナの丸っこくなったやつやん、と思いました。
S先生によると同水域にハベもいるそうですから、種としては成立するのでしょうね。
でも、後でわかりました。ナカセコは間違いなく独立種だと(謎)。
小さな個体です。体層の縦肋が確りしていますね。
中瀬古くん全員集合。だいたい典型的な個体ばかりですね。
この場所ではチリメンカワニナ7割、ナカセコ3割くらいでした。
軟体部です。川の流心部は濁流で、危険な状態にあったため、
結局はスジ淀川どころか、魚を捕ることさえ出来ませんでした…。