琵琶湖の湖岸で採集したヤマトカワニナ肋型です。
ヤマトカワニナは以前にも記事にしましたが、これはいわゆる普通のヤマトカワニナです。
「びわ湖の底生動物」によるとヤマトカワニナには3型が知られています。
ヤマトカワニナ、ヤマトカワニナ肋型、ヤマトカワニナ(チクブカワニナ)です。
写真の左と中央は縦肋の顆粒がひだ状で、右は縦肋の顆粒が分割されています。
ようするに、左と中央はヤマトカワニナ肋型で、右はヤマトカワニナです。
3型は同種として扱われていますが、まだその扱いは微妙なようです。
以前にヤマトカワニナ肋型だと思った個体は、よく調べたらハベカワニナでした。
ビワカワニナ亜属の同定は難し過ぎます。研究が進展しないのもわかる気がしました。
追記 2010年5月11日
S先生によると3型は同種で片が付いているそうですが、題名はこのままにしておきます。
追記 2023年4月21日
1枚目の左はヤマトカワニナ肋型ことトキタマカワニナ、
中央と右はおそらくチクブカワニナだと思います。