Re: クロサギ類、ヒラアジ類 -
西村 2017/10/09(Mon) 14:32
No.433
投稿ありがとうございます。No.420、422、423、425、428のクロサギ属は、背鰭10棘あります(428だけ微妙)。
魚類検索3に従えば、シマクロサギ(稀)、ヤンバルサギ、セダカダイミョウサギ、ダイミョウサギに絞られます。
そのうち前三者が2007年に新種記載され、その論文を参考にすると、側線上方横列鱗数が、シマクロサギ4.5-5.5(最頻値4.5)、
ヤンバルサギ5.5、セダカダイミョウサギ5.5-6.5(最頻値6.5)、ダイミョウサギ4.5-5.5(最頻値4.5)とされています。
写真のクロサギ属は何れも4.5だと思います。これでシマクロサギかダイミョウザキのどちらかでしょう。
シマクロサギは背鰭10棘が稀であること、尾鰭の両葉がもう少し長くて細いことなどから、ダイミョウサギだと思います。
高知県で捕られたのであれば、分布的にはセダカダイミョウサギですが、愛媛や三重県南部などでは両種ともいるようですし、
高知県にダイミョウサギが分布しないとは言えません。No.427はオニヒラアジ、No.430はロウニンアジだと思います。
No.431は自信が無いですが、消去法でギンガメアジかなぁ。ギンガメアジ属の幼魚は海外からの流れ者もいそうで怖いです。