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1. 教えてください  投稿者:フラ 投稿日:2013/10/02(水) 16:21 No.1296

初めまして。純粋な日淡とは言えないのでこちらでお聞きします。これはキンブナと和金の間の子だと思うのですがどうでしょう? 彼らは今年の6月頃にヒメダカ水槽から採卵した後の、ふ化容器で産まれました。始めはメダカだと信じて疑わず、新種の変わりメダカかなと思っていましたが、育つにつれどう見てもフナ体型。実は家の池にキンブナと和金を飼っていまして、その池のアナカリスを少し採ってふ化容器に入れました。それに卵が着いていたのでは?と思います。しかし頭の形、特におでこ辺りがキンブナとも和金とも違います。口もオチョボグチです。実際の体色は黄色がかったオレンジです。現在の体長は3センチ位です。どなたかお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、お教えください。



2. 気になる点があります  投稿者:サレンダー 投稿日:2013/10/02(水) 23:04 No.1297
こんばんは。

まずフナと和金は1匹ずつ飼育してるのでしょうか?フナ複数和金複数なのでしょうか?

写真からは純粋な和金ではなくコメットや流金と交雑したような印象をちょっと受けます。

気になる点とはエラが出てるところですね。


3. 有り難うございます。  投稿者:フラ 投稿日:2013/10/03(木) 09:41 No.1298
サレンダー様 有り難うございます。

池にはフナ・金魚共、親魚は7匹くらいずついます。

フナは小型のキンブナのみ、金魚はフナ体型の赤い和金のみで、流金やコメットはいません。また、それ以外の種類の魚もいません。

3月か4月頃、たぶんメスで産卵後に池で死んでしまった金魚だけがオレンジと黒のブチでしたが、体型は和金でした。池から水草を採って、ふ化容器に入れたのは6月くらいでしたので、その金魚が関係しているとは思えません。

画像の彼らは合計4匹が育っています。オレンジ色の3匹は3センチくらいですが、もう1匹の黒系のフナ色の個体は成長が遅く、まだ1.5センチくらいです。

エラの開きは私も気になっていましたが、エラ病のように黒ずんでいないし、食欲も旺盛なのでそのままにしています。

今はメダカ水槽で(メダカだと思っていたので)ヒメダカ達と仲良く元気にやっていますが、大きくなったらメダカに害があるかも?と心配しています。

やはり、フナと金魚の間の子でしょうか?

また何かお気付きがありましたら、是非お教えくだとい。


4. キンギョ  投稿者:西村 投稿日:2013/10/04(金) 01:08 No.1307
初めまして。まずキンブナですが、フナ類は同定が極めて難しく、キンブナとするにはエラを取り出して、鰓耙を数える必要があります。生きている状態でキンブナと同定するのは不可能に近いです。また、フナ類はゲンゴロウブナを覗いて、分類上の定説がまだなく、キンブナも含めてフナとしか言いようがありません。そして和金を含むキンギョは、ギベリオブナの品種の1つのようで、これもフナとしか言いようがありません。ようするに、フナ(キンブナ)とフナ(和金)が交雑しても、それはフナです。外見上で交雑個体かどうか、判断できる方はいないと思います。

和金として売られている個体は、ある程度の色形を決めて、選別した個体たちですから、その和金といわゆるフナが交雑した場合は、和金という規格からは外れた色形になると想像できます。その個体は http://www.tansuigyo.net/a/gao/a.html このページの上のコイをクリックして、左フレームの一番下に、写真があるためご参考にして下さい。ただ、この写真も全て正しいとは言い切れません。フラさんの個体たちは、背鰭の形状等々から考えると、交雑というよりは、キンギョ(品種名は知りません)だと思えます。

エラはおそらく栄養素欠乏症(ビタミンAの不足かな)でしょうね。特に仔稚時期に必要な栄養素が足りないと、こうした後天的な奇形になったりします。金魚の餌とか書かれた配合飼料を、1種類だけ与え続けたりすると、その餌に含まれていなかったり、足りない栄養素によって、体形に異常が出ることがよくあります。頭から背鰭にかけても凹んでいる感じなため、ここにも異常が現れていると思います。ご参考までに http://www.tansuigyo.net/a/link9-2.html


5. おでこ  投稿者:フラ 投稿日:2013/10/04(金) 11:26 No.1309
西村様。
詳しいお話を、有り難うございました。とても参考になります。
そうですね。金魚はフナですね。
そして、高級金魚は人工的なミュータント達ですね。
画像の彼らは、メダカの稚魚として育てていましたので、口が大きくなるまではメダカ稚魚用の粉末餌しか与えていませんでした。

サレンダー様。
完全にエラまくれ状態ですね。
現在はとても元気ですが、細菌や寄生虫の感染が心配です。水質管理に気をつけて、時々塩水浴をさせてみます。


彼らの口から頭部にかけての鈍角なラインがなかなか珍しく、「デコッバチ」で可愛いです。大事に育ててみます。
以前、私の84歳になる母が、睡蓮とメダカを買ってきて飼い始めたのですが、高齢でもともと何事にも大雑把な母にメダカを育てられるとは思えず、また、その劣悪な環境に見るに見かねて、仕方なく私がメダカを飼い始める事になりました。

しかし、メダカがきっかけで覗いてみた日淡の世界は、とても清々しく、まさに聖域ですね。
日本の冷たい清流の世界は素晴らしいです。
日淡の保護のためにも、皆様のご活躍に期待します。
どうも有り難うございました。


6. Re:   投稿者:西村 投稿日:2013/10/05(土) 10:43 No.1313
フラさん。返信が親記事になっていたため、こちらで変更しました。まだ幼魚なため、エラは今後に色々な餌を与えると、正常になる可能性があります。その場合はデコッバチも治ってしまう恐れもあります。ただ、外見上でわからない内部も、異常があることが想像できるため、健康で長生きということを重視すれば、餌の見直しも検討されると良いかもしれません。