目次 食用 ![]() ●カワニナ科は美味しくない ![]() 写真は左上から、カワニナ、チリメンカワニナ、クロダカワニナ、 ハベカワニナ、タテジワカワニナ、フトマキカワニナ、クロカワニナ、タケシマカワニナ、シライシカワニナ、ナカセコカワニナ、ナンゴウカワニナ、コセイカワニナ、カゴメカワニナ、イボカワニナ、タテヒダカワニナ、オオウラカワニナ、ホソマキカワニナ、ヤマトカワニナ(結節型)、ヤマトカワニナ(肋型)、ヤマトカワニナ(チクブカワニナ型)、モリカワニナ。 全て試食した個体である。結果として21種類中でカワニナは、中間的な位置に感じ、味が良いとは言えない。 最も味が良いのはタテジワカワニナであったが、好んで食べる気にはなれない。 全体的に体層の軟体部は、食感がアワビ類に近く、美味しい種類が多いため、その部分だけ食べるのが良い。 内臓に胎殻のある場合は、噛み砕く食感が極めて悪く、食べ物とは思えない。 また、内臓は青臭さのある種類も多く、殻頂に近いほど苦味が強くなる傾向がある。 その中でもナカセコカワニナは、舌が痺れるほどの苦味が、毒のようにも感じた。 主な可食部は体層の軟体部だけで、それ以外は不可食部と判断した方が良い。 胎殻を取り除いて佃煮も作ったが、味の変化はあまりなかった。 結論として日本産カワニナ科は美味しくない。 目次 |