目次 採集
●平服+徒手 自然石護岸の水面近くに見られるヤマトカワニナのような種類は、 目で確認して手が伸ばせる範囲で捕れる。但し、足が滑って落水しやすい。 ●平服+たも網 垂直に近いコンクリート護岸は、2mほどに伸びる長いたも網を使い、 底引きするとカワニナやタテヒダカワニナなどが捕れる。 また、たも網でコンクリート面や矢板を舐めるように掬うと、 イボカワニナなどが捕れることもある。 ●胴長+たも網 岩盤や礫底に生息するナカセコカワニナなどは、 靴では滑って危険なため、胴長を履くことで怪我の予防になる。 岸近くの湖底で見られるタテジワカワニナなどは、 胴長を履いて湖へ入り、たも網を使うことによって、水深1.5m程度まで掬うことが出来る。 岩石底では普通のたも網よりも、エビたも網で掬う方が効率は良い。 また、箱眼鏡があると湖底が良く見えて採集しやすい。 採集個体の持ち運びは、胴長に網袋を吊り下げて入れると便利。 ●水着+徒手(素潜り) タケシマカワニナなどが生息する水深1.5m以深は、 海水パンツで7〜9月(長袖シャツ、シュノーケル、水中マスク、シューズ、フィン、網袋を装着)や ウエットスーツで6〜11月(ウエイト3〜6kg、ベルト、シュノーケル、水中マスク、シューズ、足ヒレ、グローブ、網袋を装着)で採集できるが、 琵琶湖は高波、湖流、急激な水温差、休憩場所が少ない、船舶の往来、釣針などの危険が多い。 琵琶湖は海よりも浮力が弱く、浮上への力が体感的に3倍ほどに感じる。砂礫湖岸は8〜10月に水草が大繁茂して体に絡んで危ない。 カゴメカワニナなどの採集は、素潜りする必要はあるが、命を失う危険性もあるために勧められない。 潜水器(簡易潜水器を使用する漁法を含む)による水産動物(カワニナ科も含まれる)の採集は、 滋賀県漁業調整規則第38条第5項により禁止されている。 目次 |