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和名コセイカワニナ
学名Semisulcospira (Biwamelania) sp.
分類カワニナ科 カワニナ属 ヤマトカワニナ亜属 コセイカワニナ種
写真
分布琵琶湖北湖(北岸、長浜市びわ地区、高島市安曇川地区、大津市、近江八幡市、沖島周辺)。余呉湖にも見られるが、飯浦送水隧道からの分布拡大か、人為的な移入の疑いもある。
環境礫〜泥底の水深3〜8mで採集。3m以浅は未採集で、8m以深は未調査。
食感が軟らかく、繊維質のような感じもあり、旨みは薄く、苦味はない。
形態 殻底肋2〜5本、次体層の縦肋数15〜24本。殻高30mm前後。 体層は縦肋と螺肋が交わって顆粒を形成するが、 カゴメカワニナよりも目の粗い籠状となる。 次体層よりも上部は螺肋が弱くて縦肋が目立つ。 ハベカワニナに似るが、次体層の縦肋数がやや多い、縫合の括れがやや強い、螺層角がより狭い、体層が極端に大きくならない。 シライシカワニナにも似るが、螺状脈より縦肋が強い。

写真Lb031001〜003の雌親は殻高31.3mm。胎殻数は23個で、 色はクロダカワニナのような淡黄色で、太く濃い褐色帯は現れない。 胎殻の数と大きさはカゴメカワニナと異なる。 ハベカワニナとは形態も合わせて良く似る。
備考 本種は2010月08月28日に琵琶湖北湖(高島市安曇川地区)でmaiky氏と西村が発見し、 カゴメカワニナに似るが異なる点もあるため、 生貝をS先生に送って精査して頂き、同年09月23日に既知の種類ではなく、未記載種であろうと結論付けられた。

カゴメカワニナ×ハベカワニナの交雑や、遺伝子浸透を受けた集団の疑いもあるが、 本図鑑では未記載種と判断し、コセイカワニナ Semisulcospira (Biwamelania) sp. と名付け、他の種類と区別した。 この標準和名は湖西地域(高島市安曇川地区)で見つかったことに由来する。 本種は未知な部分が多く、遺伝学的な研究が待ち望まれる。

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