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和名チリメンカワニナ
学名Semisulcospira (Semisulcospira) reiniana (Brot, 1876)
分類カワニナ科 カワニナ属 カワニナ亜属 チリメンカワニナ種
写真
分布北海道・本州・四国・九州。 キタノカワニナ S. (S.) dolorosa (Gould, 1859) は本種に含めた。
環境岩礁〜泥底そして中流域から汽水域まで傾向がない。 平野部で見られるカワニナ科の代表種。平野部と山間部の中間付近の河川では、 流速の速い場所にカワニナ、遅い場所に本種が多い。 カワニナがほとんど見られない、高水温で有機物が多い泥底にも見られる。 汽水域の干潟の砂泥上に、シモフリシマハゼやヤマトシジミと一緒に、高密度で見られる場所もある。
苦味と旨みの両方とも弱い。
形態 殻底肋6本以上(平滑で数え難いこともある)で縦肋がある。 胎殻はカワニナと比べると、縦肋があり、やや大きく、数が少ない傾向にある。 本種とカワニナは典型的な個体であれば、 縦肋の有無や胎殻などで区別は容易だが、中間型のような個体が多く出現するため、正確な同定は極めて難しい。
備考 カワニナと同様に地域変異が著しく、多くの種が記載されているが、それらは亜種未満と見なした。 但し、隠蔽種が含まれている可能性は高いであろう。

本種は琵琶湖湖岸のほぼ全域で見られ、その多くは一見で本種と判断できるが、 琵琶湖北湖(北岸)の数箇所でカワニナやその中間型と思われる個体が出現する。 写真Bb005010〜011は親貝に縦肋はないが、胎殻は縦肋のあるものが見られる。 写真Bb005012〜013は親貝の縦肋は非常に弱くある。胎殻に縦肋は無く、 大きさは著しく大型が2個、他は本種やカワニナとほぼ同じで、数は8個と少ない。 これらは本種の変異範囲、本種とカワニナの混在、交雑集団、別種の4つが考えられる。

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