目次

和名カワニナ  (川蜷)
学名 Semisulcospira libertina (Gould, 1859)
Semisulcospira libertina L2 sensu Miura et al. (2020) ※種群
分類カワニナ科 カワニナ属 カワニナ種
写真
原記載 模式産地(レクトタイプ/USNM 2120)は奄美大島。
分布 岐阜県〜沖縄県(本州・四国・九州・南西諸島)。分布図のL2(赤)。
環境 河川・湖沼の岩石〜泥底に広く見られる。希に汽水域のゴマハゼと一緒に見られる場所もある。
形態 殻底肋6本以上(平滑で数え難いこともある)で多く、縦肋は無いから顕著まで様々で、識別に有効ではありません。 カワニナ種群(本種、キタノカワニナカワニナ種群L4)は、形態差異が判然とせず、分布による判断です。在来分布域に移入した種類は識別できていません。
備考 文献3S. libertina L2 を本種と同定しました。 琵琶湖水系産はキタノカワニナも分布すると思われますが、両種の識別は困難なために本種としました。 分布域には多くの種が記載されていますが、それらは新参異名と見なしました。 但し、模式産地が沖縄(琉球)のMelania bensoni Philippi, 1851は有効名か検討は必要ですが、通常は遺失名として扱われています。 ゲンジボタルの餌として各地に移植されていますが、遺伝子汚染や自然破壊に直結するため行うべきではないです。

目次