●たも網(伸縮)

濁った深い水路などは胴長で入れず、エビたも網を使って見て捕ることも出来ません。
そうした際に柄を伸ばして、底付近を引きずると、底性魚が捕れて便利です。
たも網(ステンレス製)と違って、軽くて疲れ難く、素早く動かせて、水面近くの魚を被せて捕るのにも向いています。
また、護岸から道具を落とした際に、長い柄は役立ちます。
●エビたも網(伸縮)

「カニとりくん180(上州屋)」を愛用していますが、廃番なため類似商品として「のび〜るエビ網170(ナカジマ)」を紹介します。
両商品を比較すると「カニとりくん180」は1680円、柄がよく曲がる、短く仕舞える、柄と網の接合部が確りしている。
「のび〜るエビ網170」は2500〜3500円、柄がやや硬い、網がやや大きい、網が外せるなどの違いがあります。
基本的に両者の使い方は同じで、魚の寝ている日没4時間後〜日出2時間前くらいに使います。
ライトで寝ている魚を見つけ、ゆっくりと近づけて、網と底や障害物がぴったり着くように被せます。
この時点で多くの魚は、異変に気づいて逃げようとしますが、
寝ていて逃げない場合は、網を少し揺らして起こします。そうすると魚が驚いて網の奥へ入ります。
ここで手首をひねって、網の口を水面側へ向け、素早く真上に引き上げると、捕獲できます。
自分が捕りたい魚だけを選んで捕れるため、むやみに魚を傷つけたり生息地を荒らさずに済みます。
「カニとりくん180」ではフナ類(ギンブナ?)全長約23cm、昼間にイチモンジタナゴ全長約8cmも捕っています。
ホンモロコを捕獲する動画。
●たも網(ステンレス製)
下流側に網を垂直に立て、足で礫を引っ繰り返したり、ボサをかき込んで採集します。
たも網(伸縮)よりも頑丈なため、上中流域の礫底に向いています。
●鑑賞魚用ネット
浅い沢でナガレホトケドジョウ類を捕ったり、
転石を引っ繰り返してミミズハゼ類を捕ったりするのに、
大きなたも網よりも便利です。
●シャベル
ミミズハゼ属など地下水に棲む魚を捕るために使います。
●投網

短時間で魚相を調べるために使います。
網が擦れたりして痛んでくると、魚を傷つけることが多くなります。
●たも網(携帯)

大きめのスポーツバッグやリュックに入るため、公共交通機関での持ち運びが楽です。
また、軟泥の干潟だと胴長の半分は埋まってしまうため、こうした短い柄の方が動かしやすいです。
●エビたも網
夜間にテナガエビ類を捕る網ですが魚も捕れます。エビたも網(伸縮)と違って場所を取ります。
●四つ手網

水路などの底へ沈め、離れた場所から棒などで追い込み、引き上げると捕れます。
練り餌などを網の中心部へ入れて置き、しばらく経ってから引き上げると、餌に集まった魚を捕ることもできます。
写真は竹だった部分をエンビパイプにし、真中を外せるようにしてあり、畳むと通常の半分の長さになります。
●叉手網
枝やゴミが溜まったところを、下から一気に掬う際に使います。四つ手網の代用にもなります。
●刺網
中層を素早く泳ぐ魚は、たも網などでは捕るのが難しく、泳ぎそうな場所に設置することで、
刺さらなくても広範囲の移動を制限できます。
●もんどり

セルビンやびんづけと呼ばれるもので、練り餌などを入れて川へ沈め、30分後くらいに引き上げると魚が入ります。
漁業調整規則によって多くの都道府県で使用が禁止され、その場合はペットボトル製も禁止になります。
●網もんどり

もんどりと同じように使います。漁業調整規則によって多くの都道府県で使用が禁止されています。
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