土曜は汽水域へ行きたかったのですが、その魅力をまだ知らない人々に反対され、
大潮の昼にめっちゃ引く時間帯に、潮なんて関係ない場所で、モロコ釣りしていました(もどかしい)。
狙いは濃尾平野でスゴモロコ×デメモロコ濃尾型です。目標設定が高過ぎる…。
1992年か1993年(曖昧な記憶のみ)と1998年(標本あり)に確認しています。
以前はこれがデメモロコ琵琶湖型の移入だと思っていました。まず釣れないと思って、
私の竿だけ出して適当にやっていたところ、程なくしてデメモロコ濃尾型(写真右)が釣れました。
また竿に当たりがあり、私だけ竿を上げるのは申し訳ない気がしたので、
懐畔泥鰌さんに上げてみたらどうですか?と言ったところ、何やらスゴモロコぽいのが掛かっていました。
私のところへ持って来られてよく見ると、これは!!スゴモロコ×デメモロコ濃尾型だーっ。
スゴモロコ×デメモロコ琵琶湖型は「魚類学雑誌,45(2):115-119」で確認されています。
スゴモロコ×デメモロコ濃尾型は私がホルマリン標本は持っているのですが、
これは生体だし、ホルマリン標本と違って、遺伝子も調べてもらうことが出来る(おぉっ)。
測定形質は、全長91.9mm 体長74.9mm 頭長19.2mm 吻長4.8mm 体高11.7mm 尾柄高6.7mm
上顎長4.9mm 口髭間4.4mm 眼径5.8mm 瞳孔径2.3mm 口髭3.8mm 腹鰭臀鰭間12.3mm 肛門臀鰭間4.2mm
口髭÷眼径=66% 肛門臀鰭間÷口髭間=95% 頭長÷体長=25.63%
1つ1つ取り上げませんが、だいたい中間的な数値を現しています。まず間違いないと思います。
スゴモロコ×デメモロコ濃尾型は、過去記事になかったので、ここにも載せさせてもらいました。
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