水中動画撮影





はじめに

川岸へ着けば、動画を撮るよりも、早く魚を捕りたい。過去はそう思っていましたが、 たも網で未確認だった魚が、動画に映っていたことが多々ありました。それを知れば捕り方も変わってきます。 深いところにいる魚は、カメラを投げ込めば確認できます。 近年は採捕禁止の魚が増え、捕る行為自体が出来なくなりつつあります。そんな時は撮るしかありません。 アクションカメラは千円台から買えます。 たも網で採集している最中に、川に沈めて録画しておくと、家へ帰ってからの楽しみが増えます。


カメラ

水中動画撮影は主に防水デジカメとアクションカメラ(アクションカム・ウェアラブルカメラ)の2つです。 防水デジカメ(左1台)はやや大きくて重いため、頭に装着するなどのウェアラブル機能はありません。 これまでカメラは2009年から8台(LUMIX DMC-FT1GoPro HERO5 BlackMUSON-MC2MUSON Pro 2APEMAN A66APEMAN A66SVicture AC700NEWGC-XA2)で撮影をしました。

●10秒動画で比較
5台のカメラを置いて、ほぼ同所・同時刻に撮影しました。 鮮明さや音質に違いはありますが、価格の幅ほど大きくないと思います。 選ぶことに迷ったら、数千円のカメラで十分だと思います。 カメラ(本体と付属品)の他に、動画ファイルの保存にmicroSD(500〜2,000円)が必要です。予備バッテリーも買い足すと便利です。

●防水スマホでの撮影は要注意
防水性能(IPX5/8)を謳ったスマホでも、浸水して壊れることがあります。詳細は記事1記事2をご笑覧下さい。 防水性能は新品に保証され、しばらく使ったスマホは、浸水の恐れがあります。 スマホ業者に教えて頂いた話では、外部接続端子(充電する場所)から浸水することが多いようです。 スマホの防水ハウジングケース(ビニール製ではない)も良いですが、アクションカメラが買える価格です。


置く

手の届く場所は、魚を驚かさないように、そっと置くだけです。胴長で入って行くと、泥が巻き上がったり、魚が警戒して逃げ惑い、しばらくは自然な生態映像が撮れません。 バッテリーが無くなるか(1〜2時間)、メモリーカードが一杯(容量と画質よって大きく違う)になるまで待ち、回収して終わりです。 撮った動画をぼーっと見るだけでも癒されます。

●棒に付けて置く
棒を使うことで、手が届かないところに、カメラを置けます。棒を持ったまま、魚を追い掛けて、撮ることも出来ます。

●投げて置く(近投)
防水ケースがダブルロックの場合は、ロープを挟むだけで固定されます。 シングルロックの場合は、結束バンドやパセットバンドを巻き、輪にしたロープを通して固定させます。

●投げて置く(遠投)
ペットボトル釣法とほぼ同じです。着水時の衝撃を弱めるため、低めに投げた方が良いです。 水深1m以上あれば、三脚から着底して、上手く立つと思います。 ペットボトルではなく釣り竿を使うと、カメラの重さでしなって、とても投げ難いです。

●流れの速い場所に置く
流れの速い場所は、横倒しになったり、流されることがあります。 石を置いたり、物に挟んだりが、出来る状況は少ないです。 三脚にリングおもりを使うことで、流されて無くすことを避けられます。 脚の中が空洞で、曲げられない三脚は、浮いて流されやすく、乾かし難いため、水中では不向きです。


潜る

カメラを持って潜ると、片手がふさがり、夜にライトを持てば、両手がふさがります。 頭に装着すると、捕ると撮るが同時に出来て便利です。目撃魚の種類や大きさを、同行者に言葉で伝えると、 「逃がした魚は大きい」と思われがちです。そうした場合に撮った動画を、液晶モニターで確認してもらえれば、状況の共有や証拠映像として役立ちます。 動画は長時間見ると酔うため、印象に残る出来事があったら、撮影を一旦停止して保存し、再び録画を開始します。 そうすることで動画ファイルの一番最後が重要な場面になり、動画の全てを確認しなくても済みます。

●バッテリーとメモリーカードの交換
伊崎半島一周は5時間55分(3,345m)も車へ戻れずに泳ぎました。 こうした長時間(自己最高)を続けて泳ぐ場合は、バッテリーとメモリーカードを、交換する必要があります。 防水ライト(水深20m)の中身を出し、バッテリー2つ、メモリーカード、セームタオルを入れました。 セームタオルは絞れば何度も使えるタオルで、手の水分を取ってからの交換が出来ます。 この防水ケース(防水ライト)は、腰に引っ掛けたり、網袋に入れて潜りましたが、それほど邪魔になりませんでした。


水槽

小魚を大きなモニターで見ると、水槽越しで鑑賞するのとは、全く違う印象になると思います。 水槽の中央付近にカメラを置くことで、飼育魚が背後から出て来たり、カメラにぶつかったりして、そこにいるかのような臨場感があります。 また、水槽から離れると人影がないため、飼育者があまり目撃しない行動が見られます。