Re: アジメ紀行11 /
Tommy |
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おでっせいさん,こんばんは.これ,大好物です(笑).
もし,可能でしたらそれぞれが日本海流側か太平洋側のどちらにあたるか教えていただけませんか?
おおまかに,背中の中央のラインと,体側中央の一番太いラインの間の模様が細かく割れるものと,
破線状になりながらもつながるものに大別できますよね.そして,体側中央のラインは,
前者は点列かつながった点列,後者はラインになる傾向があると思います.
Kitagawaら(2001年)によると,前者は主に日本海側,後者は太平洋側の水系でよく出てくるはずです.
しかしながら,一律にかちっと分けることができないので,模様があるドジョウたちのおもしろいところですね.
仰られている通り,支流間で独自な模様になっていっている可能性もありますし,分水嶺を超えて
日本海側と太平洋側で交流している可能性もあります.
特に,アジメドジョウは山間部を好みますので,下流に下るより分水嶺を超えて移動する方がたやすいかもしれません.
魚たちを見ながら,魚たちのダイナミックな歴史を想像するのは楽しいです.
もう読まれているかもしれませんが,丹羽先生の「あじめ」という本も,とてもいい本ですよね.
丹羽先生のアジメドジョウへの愛情がすごく伝わってきます.当時はアジメドジョウはシマドジョウの
変異とされていたようですが,さまざまな角度から研究に取り組まれ,重鎮の先生の見解を覆して
別種であることを証明された過程にはすごく「熱さ」を感じますね.
貴重な写真を見せていただきありがとうございました.北陸地方のアジメドジョウを見てみたくなりました.
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