最近は難解な魚たちのご投稿が多い印象が…。たまにはこれは何々!ですって言いきりたいです(笑)。
難解だからこそ深くて面白いのですが、ナガレ風ホトケで合っていると思います。愛知県の個体よりホトケぽい…。
東海地方のナガレ風は関東のホトケに近いようですから、静岡県だとよりホトケぽいのかなぁ。
日本産魚類検索を参考にすると、吻部の暗色傾斜は不明瞭で、目の位置も側面近くにあるので、
ホトケになっちゃいます。でも背鰭と尾鰭に暗色斑はわずかにある程度なのはナガレの特徴です。
後は側線鱗数(ホ:91-117,ナ120-130)、脊椎骨数(ホ:32-34,ナ33-37)、鰓耙数(ホ:11-14,ナ8-11)が分かれば、
より精度の高い同定になりますが、ホトケよりも細長い感じですから、側線鱗数と脊椎骨数は多いかもしれません。
鰓耙数を数えるには命を奪うため難しいですよね。ナガレホトケドジョウで良いのではと思います。
印象的なことを言えば尾鰭がホトケは丸くて、ナガレは角ばっている感じがします。そのあたりどうですか。
また、飼育するとホトケは餌のときは外に出てきますが、ナガレは物陰に隠れてままで、
ホトケは水温30℃でも大丈夫でしたが、ナガレは水温25〜28℃でも厳しい感じで死にました。
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