釈迦に説法になりますが偽橙色型と房総型が同じものとして考えると「房総半島のヨシノボリと房総型 淡水魚7号 1981」によると「房総型の斑紋は固定的ではないのが特徴」とか「色斑の特徴はあいまいで、ほほ部に斑紋がないという点を除いては、はっきりした形で色斑の特徴を述べることはむずかしい」とあります。頬に小斑点があるのでしたら房総型ではないかも。「日本産魚類検索 第二版 2000」も偽橙色型は「雌の尾鰭に点列はあるが、雄にはない」とありますが、たろうさんの雄には明らかに点列が見られますし、縞鰭型でよく言われる尾鰭下部に赤色斑ぽいのも若干認められるような気もします。トウヨシノボリは外部的な特徴から型分けすることは無理なのではないかなぁと。4つも型のパータンがあればどれか該当するわけで、分布が先入観となり型を見分ける際に大きく影響しやすくなっちゃうのはちょっとなぁと思っています。
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